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    2024年 総会&新春例会
 2月16日(金)は晴天なるも、時折強風の吹く寒い朝でした。JR目白駅から日立目白クラブまで、まだ寝覚めていない家並みの中を歩いていきました。
[1]「会員総会」
 大山さんを議長に選出して、総会が始まりました。冒頭に能登半島大地震のお見舞い黙祷を行い議事に入りました。活動実績、計画及び決算と予算、役員の選任が原案通り承認され、運営体制も決まりました。
喜田代表から4グループと6つのサロンの更なる積極的活動の喚起が要請され、ゴルフサロン「らふの会」は、会員の高齢化による参加者の減少により継続が困難となり、2023年を以て廃止することが報告されました。
[2]特別記念講演
 本年度の総会特別記念講演として、講師に国立極地研究所総括副所長・教授の伊村智さんをお迎えし、演目「南極は第二のふるさと」をご講演いただきました。伊村先生は広島大学大学院を卒業せられ、苔を専攻されましたが、南極観測隊に8度参加されており、第49次と第64次南極観測隊では隊長として派遣されました。南極の話を分かりやすく話して下さり、体験に基づくお話だけに迫力がありました。ご自身は苔の研究を生涯の仕事としておられます。南極の広さは日本の土地の約33倍の広さ、その表面を氷が覆っているという環境で、海と陸地の境界線は、氷が海の中に落ち込んでいます。暴風の吹き荒れる状態が多いそうです。
日本は南極観測の基地として昭和基地を与えられましたが、観測をするには厳しく、環境の悪いところでした。ただ、良いこともあり、1つはオーロラの研究には適していること、もう一つは苔の研究にも適していることです。170センチの氷が張った池では、その下の水中の部分には苔が群生していて、高さ80センチの苔の塊を発見し、その形状から「コケぼうず」と命名しました。苔は凍結すると休眠し、水を得ると再び活動を始めます。苔を食にし、生存する動物は居ないので、水中で群生する苔の研究には恵まれたようです。
 私たちは、環境保全を維持していくために南極観測という局地研究は欠かせない重要なことを伊村先生の講演で認識しました。ささやかながら、極地科学振興募金として寄付金を集め、極地研究所に寄付をさせていただきました。
[3]懇親会
 総勢38名の方々が8つのテーブルに分散して、片桐さんの乾杯で食事が始まりました。美味しいコース料理をいただき、ビールやワインを飲み、楽しい歓談をしながら食事が進みました。
 本日のアトラクションは邦楽サロン「音いろ」の皆さんに、唄、舞踊、津軽三味線を演奏していただきました。
第1部は「長唄・端唄演奏と踊り」で共奴、元禄花見踊り、さくらさくら、お江戸日本橋、など親しみのある曲でした。糸は若江師匠と山口さん、唄は石川・大野・中西・川島・河端さんの皆さんでした。舞踊は寺田さんが「恋きずな」を艶やかに踊ってくれました。
 第二部は山口ひろしさんの津軽三味線とトークでした。見事な撥さばきと津軽三味線の技を存分に発揮され、軽妙なトークで魅了しました。
今日はもう一つ、あっと驚くサプライズがありました。早朝、大分空港を発たれ、駆けつけて下さった板倉副代表です。キーボードを持参して会場入り、急遽、ご準備いただいた「雪山賛歌」の替え歌「南極賛歌」と、恒例の「今日の日はさようなら」を板倉さんの伴奏で、皆さん手をつないで輪になって大声で歌いました。
最後は清水研一さんのお開きの言葉で午後3時散会となりました。

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